いきなりですが、私は異国の地でゼロから現在の米系大手企業にて職を得た経験を活かし、シカゴのある移民就職支援組織のキャリアアドバイザーのボランティアをしています。
先日は、ポーランドから旦那さん、子ども2人と1年前にアメリカへ移住してきた女性とZoomで話をしました。やはりこちらも悩みが自分事のようにわかるので、アドバイスに熱が入ります。話も盛り上がった最後の方に、その方がぽろっと言いました。
「でも一番心配なのは英語力で・・・同等にアメリカ人と働いていけるか心配」
私のアメリカ1年目の倍くらい英語力ある方なんですけどね、不安な気持ちはわかります。
第二外国語で、しかも異国企業で戦うことは本当に大変です。その上、私はアメリカの大学を出ていません。前職の日系企業のアメリカ人同僚たちも言っていたように、アメリカの日系企業のアメリカ人たちは、日本人に合わせて英語を簡単に話したり、日本人の英語の間違えのパターンを把握して言いたいことを理解することが多いので、正直そこで自分が英語がペラペラな気分になったら大間違い。
現在の米系大手企業に移り、彼らが言っていた意味がわかりました。日常にしても、会議にしても、同じ製造業なのに、使うボキャブラリー、言い回しが格段に違う!
英語は私の第二外国語です。だから、どう頑張っても語彙力の面ではアメリカ人に張り合うことはできません。
そう悟ってからは、私は戦術ではなく、戦略を変えることにしました。それは「いかに簡単な言葉で、難しいことを言い表すか」です。
これが功を奏しました。
難しいことを簡単に言いあわすには、物事の本質をつかむことが必要です。私はある大型顧客先の人材育成事業をしているのですが、他アメリカ人同僚に負けないくらい、担当分野を深く勉強し、いかに顧客先従業員に簡潔な言葉で核を説明し、一回で理解してもらえるか研究を続けました。そして第二言語を話す自分をきちんと理解してもらうために、自発的に顧客が一発で私が言いたいことを理解してもらえるような補完資料も作りました。その結果、その大型顧客先の年間教育プランに私の戦略が上司から採用され、他分野にも広まりました。
弱点は武器に転じることができる。そして、異国の地で勝つためには「戦略=いかに“戦”いを“略”すか」がいかに重要かが身に染みた出来事でした。アメリカだけでなく、どの国へ行っても「マイノリティー」は新たな価値を生み出せることができる貴重な存在、だと私は思います。
将来を担う日本の子どもたちにも、どんどん世界へ出て行って戦って、強くなってほしいものです。彼らには幼少期から楽しく英語を学んでもらって、外国への興味を更に持ってもらい、「世界の中の日本」という広い視点で自国についてもっと考えてほしい。
そこで!!!
提案したいのが!!!
この「あゆみのゆる~い英単語帳」!!!(゚∀゚)
どうでしょう、文部科学省さん。やはりね、全ての「学習」は「楽習」であるべきですよね。人間楽しい気分にならないと、学びたい気持ちにはならないからね。
やっぱり真面目に終われないところは、なんとも私らしいですね。それでは皆さまご機嫌よう。
—–
コメント