皆さん、正月も明け、そろそろ普段の生活リズムに戻っている頃でしょうか。私は正月の穏やかな幸せが好きなので、大人になりきれず、まだ正月気分にしがみついております。
正月中、「今年の目標は何かなぁ~」って考えていた時、同時に昨年のことも良く振り返っていました。「どんな年だった?」と聞かれると、素敵な思い出がありすぎて、一言ではまとめられません。これって幸せなことですね。
ですが、1番“かわいい”思い出は、間違いなくこれでしょう。
そう、昨年末に行ってきたんです、長野県の地獄谷野猿公苑へ!
(参考リンク:地獄谷野猿公苑の歴史)
世界でサルが温泉に入っているのは唯一ここだけ。なので世界的にも有名で、私が行った時は、8割以上外国人観光客でした!コロナ前の2019年は約20万人の来場者で、その後コロナの影響で三分の一ほどに減少しながらも、2021年には約15万人と大幅に復活してきたという(出典:SBC信越放送)。なので、去年はほぼコロナ前まで復活したんじゃないか?
サル達は1年中こうやって温泉に入っているわけではなく、あくまでも寒さをしのぐため。なので、もし見たいなら、12月下旬~3月上旬に訪問するのがベストということです(参考:じゃらんニュース)。なので雪が降っている中で温泉を楽しむサル達の写真が良くSNSなどでも取り上げられているため、海外では「Snow Monkey(スノーモンキー)」とよく呼ばれています。
(参考:Forbes)
なぜサル達が温泉に入り始めたか、というのが皆さん気になるところでしょう。さくっと歴史をまとめると・・・
1957年頃、この近隣地域では志賀高原のスキー場開発により山を追われたサル達が里に下りて、農作物に害をおよぼすようになっていました。このため、農作物を荒らすのは餌不足が原因ではないかと考え、地獄谷温泉の一軒宿「後楽館」の5代目がサルの獲付けを試みました。そして、工夫を重ね、餌にりんごを用いることによって、餌付けに成功しました。
そして数年後の1961年の秋、後楽館6代目おかみがいつものように餌付けをしていたところ・・・
そしてここから、地獄谷野猿公苑が世界的人気観光地へと発展していったのです。偶然の産物ならぬ、偶然の大産物。
そして、思い出したのです。「そういや世紀の大発明も多くが偶然から始まったよな」と。
例えば、ポストイット。
(参考:ポスト・イット® 製品の紹介)
1969年、アメリカの化学メーカーである3Mの研究員、スペンサー・シルバーさんは、極めて弱い接着剤を開発しました。この接着剤は紙などの軽い素材に粘着し、また表面を傷つけずに取り外すことができる便利なものでしたが、当時はその有用性が全く理解されませんでした。ですが、数年間シルバーさんは各部署に忍耐強く売り込みを続けました。そして接着剤の発見から数年後、同社研究員のアート・フライさんが自身の経験から「本に紙を貼ることができないか?」とひらめいたことをきっかけに、ポストイットが誕生しました。
(参考:ポスト・イット® ブランドについて)
私達が大好きなポテトチップスの歴史も面白い。1853年、「もっと薄くて、カリカリしたフライドポテトが食べたい!」と客に強く要求された、米国ニューヨーク州のレストランのシェフがジャガイモをむちゃくちゃ薄く切り、じっくり固くなるまで揚げたことからポテトチップスが偶然にも誕生したそうです。
(参考:カルビー)
「偶然」がチャンスに変わる。これ、発見だけではなく、私達の人生もそうですよね。皆さんも振り返ってみると、偶然の出会いや発見が、人生を大きく動かしてきた大半の要因じゃなかったですか?
この「偶然」をチャンスを変えられる人って、どんな人だと皆さんは思われますか?前述の最初に温泉に入った子ザル、研究員、シェフの例から私は以下の3条件を見ました。
・冒険心(結果を気にせず行動を起こせる力)
・持続性(失敗に負けずに努力を続ける力)
・柔軟性(姿勢を柔軟に変える力)
偶然をチャンスに変えることが出来る人というのは、この3条件を日頃から持って物事に臨んでいる、「準備が出来ている人」のことではないでしょうか。
温泉なんて異質なものに見えていたはずなのに、子ザルは純粋な冒険心で温泉の中に入った。それが、大勢の仲間が極寒の冬を乗り切るための発見になった。そして、地獄谷野猿公苑を世界的観光地に押し上げるきっかけにもなった。
皆に可能性を見放されていたのに、研究員のシルバーさんは諦めずに、数年間も各部署に売り込んだ。この持続性がなかったら、すぐに忘れられて、他の研究員のひらめきからポストイットも生まれていなかったでしょう。
お客に対して断ることもできたが、シェフは柔軟に姿勢を変えて、要望に応えた。それがポテトチップスを生み、世界的な大ヒットに繋がった。
この1匹と2人が、「リスクはとらずに成功したい」「失敗をしたらすぐ諦める」「自分のやり方は譲れない」という姿勢だったらどうだったでしょうか。絶対この結果にはなっていませんでしたよね。こんな姿勢なら、運も強くならなくて当然ですよね。
最後に、皆さんはこの名言を聞いたことはあるでしょうか?
「チャンスの神様には前髪しかない」
「偶然の出来事」はコントロールできません。ですが、この3つの心を忘れずに毎日を過ごし、共に「チャンスの神様の前髪をつかむ瞬発力」を鍛えていこうではありませんか。
「運が強い人」は特別な能力ではなく、毎日の心構えの積み重ねの結果だと私は思います。ですが、いきなり毎日この3つの心を持って生活するのはハードルが高いですよね。なので、私はこれから「今日は3つの心のうちどの心を大切にしてみようかな?」と自分に問いかけて、毎日生活していこうかな、と思っています。これを積み重ねていけば、最後には意図しなくても、この3つの心で自然に毎日を生きていけるようになれるんじゃないかなぁとワクワクしています。
あ、私の今年の目標が決まりました。皆さんが毎日を明るく見れるような記事をもっともっと書いて、このブログを「“運が強い人”製造工場」にすることです。今年も楽しくなりそうだ!
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